会社概要

会社概要

Rui Arts and Crafts は、日本美術工芸品販売会社です。近年日本の伝統工芸品に注目があつまっていると思います。その背景には、絶えていく工芸を受け継いでいかなければいけないという切実な思いや、インバウンドの増加による日本の伝統への関心の高まりなどがあると思いますが、80年代以降から続く、インターネットやデジタル化による人類社会の急激な変化にも影響を受けているのではないでしょうか。

我々の生活は豊かになり、情報にあふれ、効率的でスピーディーになりました。画一的な製品の氾濫はよりカスタマイズされた商品への欲求につながり、変化の激しい生活からスローなライフスタイルを求める動きも出てきています。今後AIやVRが私たちの生活に浸透していくことで、我々はより根本的な問題、人間であるということはどういうことなのか、について向き合わなければならなくなるのではないかと思います。そんな中で工芸を見つめなおすと、そこには人間が人間である故の思い、これまでの人間の長い歴史の中で失うことがなかった何かを見つけることができるのではないでしょうか。そんな工芸の価値を伝えていきたいと思います。

同時に、同じような思いをもつ数ある工芸品販売会社の中でRui Arts and Crafts ができることは何か、と考えた時、私たちは、まだ海外ではあまり認知されていないのではないかと思われる、過剰な装飾を避けつつも、華やかさを湛える作品を提供したい、と考えます。日本の美意識はしばしば「侘び寂び」、シンプルさ、そして儚さと関連付けられ、これらの概念は現代のグローバルデザインと容易に調和します。一方で、日本には雅さ、優美さを兼ね備えた華やかな側面もあります。

姉妹店のRui CoutureはBe free, Be Yourself! をモットーとした、生地が大好きな方のためのお洋服のブランドです。一人の縫い手さんが縫製の全行程を担当担当し、丁寧に作られた服です。流行にとらわれない自分らしさを見つけること、自身を表現したい、という思いもとても人間らしい豊かな感情と考えます。併せてご覧いただければ幸いです。

ブログ

日本のラグジュアリーについて考える(1) 伝統工芸の現在 個人的考察

日本のラグジュアリーについて考える(2): ラグジュアリーの再定義

日本のラグジュアリーについて考える(3): 伝統工芸のグローバル化における”日本らしさ”の扱い