コレクション: 西陣極細織 掛軸

徹底して細部までこだわる職人技から生み出される西陣織を、服飾としてのみではなく、壁や空間を飾る装飾美術として仕立てました。『鳳凰図』や『吉祥天』といった大変縁起の良い題材、そして静謐な美を湛え、凛とした空気を生み出す水墨画の意匠を、西陣織の精緻な技で織り上げ、掛軸へと昇華させています。

絹の持つ柔らかな光沢が、織りの陰影を際立たせ、時の移ろいとともに異なる表情を見せます。飾るだけで空間に奥行きと趣をもたらし、和室だけでなく、洋のインテリアにも洗練された印象を添える一品。格式ある美を日常に取り入れ、静かに佇む工芸の粋をお楽しみください。

使われる絹糸はその生産量の90%近くがフランスの有名ブランドに使われているというブラジル・ブラタク社の「6Aグレード」の糸です。この糸を丁寧に染めると、色落ちしにくく、大変風合い豊かな色糸ができあがります。また、本金箔・プラチナ箔の純度は999‰以上。本金箔・プラチナ箔を使った作品にはその分析証明書が付随します。

西陣極細織 掛軸