西陣極細織　額装　ゴッホ「オーヴェルの教会」

「オーヴェルの教会」は、精神的に不安定となったゴッホが晩年に描いた作品の一つです。歪んだ教会、強烈な色の対比など、奇怪な印象さえ与え、風景画であると同時にゴッホの内面世界を反映した作品でもあります。

そんなゴッホの独創性、芸術性を代表するような作品を西陣織で織り上げました。うねるような筆使い、長めの直線的な筆使いは、横糸を２本合わせにすることで、ボリュームを持たせました。太陽に照らされている前景と影の中にある教会の色合いや筆使いの違いを絶妙に織り上げています。絵画では光と影によって巧みに出されている立体感は、織の立体感も加わることで、オリジナルとはまた別の質感も感じられます。

サイズ：H. 約69.0cm   W. 約56.5cm   D. 約7.5cm