西陣極細織丸帯　アール・ヌーヴォー

19世紀末のパリに起こった装飾美術様式、アール・ヌーヴォー。その代表的な芸術家の一人であり、ジャポニズムの影響を強く受けたと言われるエミール・ガレのガラスからインスピレーションを得て織られた帯です。

経箔は金色から青銅色へのグラデーションを施し、緯糸には薄紫色の箔を使うことで、ガレのガラスの優しい透明感や光沢、そしてデリケートさ、涼やかな質感を表現しました。　

優美な流線型のデザインを背景に、右には植物柄を、左には生き物の模様を配しました。８色の色糸と金糸を用いて、豊かな色彩と生気ある表現が織り上げられています。

こちらの帯は、柄の方向が一方向となります。